【研究ノート】実務において用いられることばの使用範囲および意味用法に関する探索的検討 ―業界用語，ジャーゴン，あるいは方言としての「優績者」を例として―

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4_2023_83-96
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アイテムタイプ	その他 / Others
言語	日本語
キーワード	業界用語・ジャーゴン・方言｜「優績者」｜テキストマイニング｜脱埋め込み化
著者	中村篤次郎 / ナカムラアツオ伴野崇生 / トモノタカオ
抄録	本研究では，優績者ということばが主に保険業界で使われる業界用語であることを確認した。また，優績者ということばの意味用法については以下の記述を得ることができた。「優績者とは保険営業における契約の業績が優秀な個人である。優績者は業界全体だけでなく，地域，組織，セクションなどの単位で優秀かどうか判断される存在であり，その優秀さは表彰，大会などの形で可視化される。優績者の話は聞くに値するものであり，学ぶべきものがある。また，対象や業界に対応した方法を学ぶことが契約につながる。なお，優績者の育成は今後AI で自動化される可能性がある。」　さらに，本研究における探索過程を「脱埋め込み化」（川山2021）することで，他の業界用語についても同様のことが行えるよう整理を行なった。
雑誌名	社会構想研究
巻	4
号	2
ページ	83 - 97
発行年	2023-03-31
ISSN	2433-670X